皆様、こんにちわ、
今回は、アペール症候群の僕のボタンのかけ外し方についてです。
洋服のボタンのかけ外しは指が曲がらない僕にとって洋服を着替える難関の一つでした。
しかし、洋服にある工夫をしたり、道具を使ったり、そして今ではその工夫、道具なしでもボタンのかけ外しができるようになりました。
その工夫、道具について紹介しようと思います。
小さいころのボタンのかけ外し方:
ボタンの裏にマジックテープを取り付ける
小さい頃はなるべくボタンのないかけ外しが必要がない洋服を選んでいましたが、襟付きのTシャツには一つ二つボタンがついており、それが大変でした。
そんな時に僕の母がやっていた工夫が、ボタンの裏にマジックテープをつける工夫です。
マジックテープは、裁縫用具店などに行けば購入できるので、
ボタンの裏にマジックテープを取り付ければ、簡単にボタンをかけ外しすることができ便利でした。
便利なマジックテープ・でも欠点が・・・
中学1年に入学し、学ランの制服を着ることになりました。当時、学ランの上着のような、大きなボタンについては、マジックテープなど付けなくても
ボタンのかけ外しができるようになっていましたが、下に着るYシャツについては例外。
ボタンは小さく全てのボタンについて裏にマジックテープをつけていました。
これは失敗というか後悔というか・・・・
Yシャツのすべてボタンにしてしまうと、走ったり、激しく体を動かしたりするとすぐに外れてしまったのです。
もし、Yシャツのようなボタンが多い服にマジックテープをつける場合には、
最悪、第2、第3ボタン位にし、あとは外さず、上から脱ぎ着きするのがいいかもしれません。
僕は、その頃から、マジックテープを使わなくてもボタンのかけ外しが出来るようにすべく、
ボタンエイドという道具を使いボタンをかけ外しを行うようになりました。
簡単にかけ外しができるボタンエイドとは
ボタンエイドとは、手に障害を持つ人が容易にボタンをかけ外しが出来るようにする道具のこと。先についた針金でボタンを引っ掛けてボタンをかけられるものです。
まず、針金をボタンホールに通し、
ボタンを針金に引っ掛け、そのまま引けば、
引っかかったボタンが、ボタンホールを通り、
ボタンがかけられるというもの
僕流ボタンのかけ方/外し方
小さい頃は、マジックテープ中学になるとボタンエイドを使いボタンのかけ外しをしていましたが、
今では、会社に向かう際、ほとんど道具は無しで出来るようになりました。
まずボタンをボタンホールに通す際、
ボタンホールの生地を人差し指と親指でつまみ、
親指の腹でボタンホールを押すことで、穴を広げています。
そして、
そのボタンホールの穴に合わせるようにボタンの縁から穴に入れていきます。
ボタンホールの切れ目の方向とは、違う方向にボタンを入れようとしてしまった場合、
ボタンをボタンホールに通すのはとても難しいです。
ボタンホールの切れ目が縦に開いているのに対し、横に入れようとしてもなかなかボタンは入れません。
ボタンホールの切れ目は、洋服によって空き方は違います。
スーツのジャケットなどは横向きに
Yシャツなどは縦向きになっています。
穴の切れ目に合わせてボタンの縁を入れることが重要です。
ボタンの縁が、ボタンホールに入れることが出来れば、
右手の親指でボタンを押したり、
左手の人差し指でを引きずり出すことで、全体がボタンホールを通り、
ボタンがかけけられるようになります。
外し方は、
左手の指で、ボタンを立て、ボタンの縁を穴に通し、
縁が通ったらボタンを押すことで外れるようになります。
さいごに
親曰く「理屈が理解できれば、指が曲げられなくてもボタンのかけ外しが徐々にできるようになっていく」と言っています。
これまでいろいろな試行錯誤を繰り返し、ボタンのかけ外しが出来るようになりました。
また今では、マグネット式のボタンが登場し、
磁石の力で簡単にかけ外しができる便利な道具が増えていきます。
Gボタン
http://g-button.jp/gbutton.html
ボタンエイドについてもネットでボタンエイドと調べることで、いろいろと出てきます。
僕が使っているものは下記の商品です。
いろいろな道具を使うことで、出来ないことが出来るようになっていくと思います。
もし、道具を使わずボタンのかけ外しがやりたいという方は、ジェケットやコートなどの大きなボタンから挑戦するのがよいと思います。
今回の記事が、ボタンのかけ外しが苦手な子どもに対しての参考になれば幸いです。